Global Youth Net 今週の名言名句「言葉は力なり」<バックナンバー>

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100 「たくさんある山を見て、登れないどうしよう、と思っているんじゃなくて、まず一つの山に登って頂上まで行くところからすべて始まるんです」

(「サンデー毎日」1996.9.22より ドリアン助川:1963年〜。ミュージシャン、詩人。深夜放送「正義のラジオジャンベルジャン!」のパーソナリティーとして若者の心をとらえる。現在は本名・明川哲也として活動中)
 人生、登山に例えれば、山歩きの連続である。登らなければならない山は確かにたくさんあり、あれもこれもと悩むことも多い。エベレストにあこがれるからといって、いきなりその目標を達成しようと挑戦しても簡単にできることではない。
 一つ一つの山を登って下りて、そうやって高い山、難しい山も登れるようになる。一つの目標を達成すれば、“次”が見えてくる。まずは「一歩」から始めよう。登れない山はない。一つ一つを越えていくことが結局は大きな志をつかむ近道なのである。
99 「力強さは使命感を持つところから生まれる」

(『指導者の条件』より 松下幸之助:1894〜1989年。昭和期の実業家。松下電器産業社長、会長、相談役を務 めた。「松下政経塾」を創設し、人材の育成に尽力した)
 仕事に限らず、生きること全般において、力強さを備えることは大切なことである。仕事の姿勢や人の生き方は、その動機によって決定づけられると言って過言ではない。力の源泉、動機の中心地に「使命感」ありや、なしや。
 多くの人々を率いる立場であればなおさらである。この使命感なくしてその任を果たすことはほとんど不可能と言ってもいい。己の人生を生きるにおいても同様である。使命感を持てるか持てないかで、人生の足跡の濃淡が分かれるのである。
98 「喧嘩をしなければ仲良しになれない。(不打不成相識)」

(中国の「成語」より)
 日中関係が穏やかでない。中国人は一般に無表情であって、素顔や本音といった自分の心のうちを容易に人に見せようとしない、というのが日本人から見た印象だ。
 しかし、何か不利益をこうむっていると自覚した場合には、執拗な自己主張を展開し、論理の筋道を立てて相手を説得しようとする。そして自己主張と自己主張がぶつかり喧嘩となる。
 ポイントは説得力のある“論理”である。それゆえ中国人は、日本人と違って他人の自己主張に寛容な面があり、相手の主張に理を認めれば、受け入れるのもやぶさかではないのだ。
 “以心伝心”を旨とし、暗黙の了解に期待を寄せる日本人だが、一度は自己主張をしてぶつかってみなければ(日本もしっかりとした論理をもって、熱心に説得を試みなければ)、中国との新しい関係は構築できないのかもしれない。
97 「心の楽しみは良い薬である(A merry heart doeth good like a medicine.)」

(『旧約聖書』「箴言」より)
 “病は気から”ともいうが、私たちの心の状態がどのようなものであるかは、人生 にとって大変重要な問題のようだ。
 心の中から悪しきものを追い出し、代わって善きものを入れられれば、私は善き者となれる。心に楽しみを持って生活をすれば、心身ともに健康で生きられる。心がつらい、心が苦しい、心が×では、いずれ体は病を引き寄せてしまうのだろう。
 心の楽しみはそれ自体が癒やしとなる。心の楽しみは良薬のごとき力を持つ。
 今、皆さんの心の中には何がありますか?
96 「私は音楽それ自体が癒やしだと思う。音楽は人間性の爆発的な表現だ。どんな文化の人でも、誰でも音楽は大好きだ」

(ビリー・ジョエル:1949年〜。アメリカのシンガーソングライター。ピアノマン」「素顔のままで」「ストレンジャー」「オネスティー」など、ヒット曲多数)
 音楽の持つ力は今さら論じるまでもないことだ。ビリー・ジョエルの名言のポイントは、「どんな文化の人でも……」という視点にある。音楽は言葉を超える。言葉が分からなくとも人の心に通じて安らぎを与えることができる。
 人間生きていれば、誰もが音楽に助けられた、支えられたという体験の一つや二つはもっているだろう。大げさな話ではなくとも、音楽はさりげなく私たちの心に入って、慰め、癒やしてくれる。勇気や夢を与え、力を引き出してくれる。
 音楽は心の国境を超える。ピースメーカーたちよ、平和世界創建のための音楽(文化)を創造せよ!
95 「国があなたのために何ができるかではなく、あなたが国のために何ができるか、問いかけてください。」
(Ask not what your country can do for you, but what you can do for your country.)


(ジョン・F・ケネディ:1917〜1963年。アメリカの政治家。下院議員、上院議員を経て大統領候補となり、当選。最年少、初のカトリック教徒の大統領となる。遊説先のダラスで暗殺された)
 今、日本国家が危機に瀕している。日本は民主主義国家である。民主主義とは、国民の持つ価値観を吸い上げるシステムであり、個人の欲望を集計してそれを政策実行に移すシステムである。結局、国民の質がその国の質を決定するのである。その意味 で、“国家の品格”なるものは、国民の品格によるのである。
 ゆえに、国家の危機は国民の危機によるものだと見ることができる。問題は遠くにあるのではない。自らの中にあると見るべきだ。個々人の価値観と欲望の方向性が変わらない限り、国家の危機を回避することはできない。国に何かをしてもらおうというよりも、国のために私がすべきことは何かを考えるべきである。自立した国家は自立した国民によってつくられるのだ。
94 「馬鹿と争っては神様でも徒労に終わる」

(ドイツのことわざ)
   ここでいう「馬鹿」とは、“道理の分からない人”とでもいったところか。人生、 徒労に終わるような場面は決して少なくないが、人と人の議論もまたしかりである。 昨今は価値観が多様化し、言葉の使い方まで“意味不明”となり、コミュニケーショ ンギャップが埋まらない。相手(他)より自分、という風潮がますます強くなる世の 中で、神様の声など聞こえようもない。神様でも徒労に終わる馬鹿との争い……。そ れでも戦わざるを得ないことだってある。神様も驚く知恵と信念をもって(プラス敵 をも愛する愛情も忘れずに)「馬鹿」どもを屈服させようではないか。
93 「可能性をぎりぎりにおしすすめて行くことこそが、私の存在理由を決定する」

(『失われた青春』より 田宮虎彦:1911〜1988年。戦後の小説家。『絵本』で毎日出版文化賞受賞。『失われた青春』『霧の中』『末期の水』『菊の寿命』『菊坂』『足摺岬』など)
 私が私である理由……存在理由。重い言葉だが、存在理由を失っては自分が何者であるかさえ失いかねない。そうなれば、常に心は不安と恐怖に襲われてしまうだろう。存在理由は、心理学でいう「成長欲求」と言い換えることもできる。成長する(挑戦する)自分であってこそ、自立した自己を見いだすことができるのだ。“他人の自己”ではなく、“自分の自己”に生きるということだ。この人間としての主体性をいかに勝ち取るか。田宮虎彦は、それを「(自らの)可能性をぎりぎりにおしすすめて行くこと」とした。   
92 「黙り虫壁を通す」

(ことわざ)
 黙々と壁を食べていた虫が、いつの間にか大きな穴を開けてしまうこと。筆者は文字どおりの現象と遭遇した。食べずに机の脇に置いたままにしてあった黒飴(一個入り)の袋に丸く穴が空けられて(ホント真ん丸と穴が空いていた!)、中の飴がすっかりなくなっていた。ゴキブリの仕業である。…すごい。思わず感心してしまった。コツコツと努力を積み重ねることは簡単なようで実はそうそうたやすくできるものでもない。周囲が気づかぬほど目立たないが、コツコツと行動を継続する人は、黙り虫である。
91 「行動をより多く、口数をより少なく。(Plus d’actes et moins de paroles.)」

(フランスのことわざ)
(今回の名言名句は、フランスのことわざをフランス語で……)
 口で言うばかりでなく、行動を起こしてこそ、成功するのだ、ということ。不言実行(“有言実行”というのもありますね)とか、言行一致とか、言葉と行動(実体)の関係性から人間の信頼度をはかるようなことわざは日本にも多い。例えば、「愛」。これもまた、口数よりは行動を通して感じることのほうが断然多い。百聞は一見に如かず、ということわざもあったな。
90 「青春とは人生のある時期ではなく、心の持ち方を言う。(Youth is not a time of life; it is a state of mind.)」

(「青春」より サミュエル・ウルマン:1840〜1924年。アメリカの実業家。『八十歳の歳月の頃から』が唯一の詩集。「青春」はその一編)
 人生は心の持ち方次第なのだ、ということを若いころにしっかり自覚し、心の底からそう思えたなら……。人間は心の持ち方で永遠に青年であり続けることができ、最高の自分を目指し続けられるのである。
89 「真理もいいが、幸福はさらにいい」

(『文学論』より ゴーリキィ:1868〜1936年。ロシアの作家。「ロシア文学の父」といわれる。戯曲『どん底』など)
 正しい考えを持ち、正しい行いをなすことは良いことだ。正しい考えを人に教えてあげることもいいことだろう。しかし、こればかりでは何か足りない。「幸せだなあ〜」という幸福感である。これが得られれば、これを与えられれば、その真理はもっと素晴らしいものとなる。
88 「伸びるときには必ず抵抗がある」

(本田宗一郎:1906〜1991年。技術者、実業家。本田技研工業社長、最高顧問を歴任。一代で「ホンダ」を築く。『得手に帆あげて』『スピードに生きる』)
 伸びるときには必ず抵抗がある……。抵抗あるとき、困難が立ちはだかるとき、それは伸びるチャンスである、ということだ。一方で、抵抗を感じることなく生きるということは、伸びる機会を逸した生活をしていると言えなくもない。これは危ない状態である。停止は死に通じる。成長が止まってしまえば、後退するだけである。現状にあぐらをかいてはいないか。若者が座して死を待つ人生を送ってはいけない。
87 「正しく強く生きるとは銀河系を自らの中に意識してこれに応じて行くことである」

(『農民芸術概論綱要』より 宮沢賢治:1896〜1933年。大正、昭和期の詩人、童話作家。農業研究とともに、
宗教心や科学的発想も取り入れた独特な詩や童話を創作。『風の又三郎』『銀河鉄道の夜』『春と修羅』など)
 「正しく強く生きる」。このような信念に満ちた人生を送られたら幸福である。そのような生き方の軸、あるいはその根拠を賢治は「銀河系」とした。「宇宙意識」とか「宇宙意志」という言葉もある。それを神と呼ぶ人もある。時代を超越して万国万民に通じる生き方をしようとすれば、大宇宙を貫く軸につながれねばならない。大宇宙の意識と私の意識が一致するとき、真の強さが生起するのだ。
86 「平和をあなたにもたらすことができるのは、あなただけだ。(Nothing can bring you peace but yourself.)」

(エマソン:1803〜1882年。アメリカの詩人、思想家。講演、著述の生活を送り、コンコード(マサチューセッツ州)に住んだことから「コンコードの哲人」といわれる。『自然論』『アメリカの学徒』など)
 私たちは他への依存から出発してはいないか。誰かが私にもたらしてくれることだけを考えて生きてはいないか。それは人としての努力を排除するものであり、幸福になるための最大要件を失うことに等しい。自ら努力するということは人間らしさの最たる行為である。成長と努力は表裏一体のもの。ゆえに人間が人間らしく生きるためには、自らが努力する生活を実現しなければならない。
85 「常に良い目的を見失わずに努力を続ける限り、最後には必ず救われる」

(ゲーテ:1749〜1832年。ドイツの詩人、作家。ドイツ古典主義の祖。『若きウェルテルの悩み』『ファウスト』など)  
 解説を加えるまでもない。そのままである。「目的」を「ビジョン」(目的とする世界観、理想像)と置き換えてもよい。ビジョンを見失わずに努力し続ける限り、そのビジョンは必ず実現する、ということだ。自らが確信と信念をもって臨むことのできるビジョンを持っている者は幸いである。その人生は実に祝福された人生である。その希望は決して失われることはない。諸君!良き目的、良きビジョンとともに生きていこうではないか。
84 「たとえ、絶望的であったとしても、決してギブアップしない勇気をわれに与えたまえ」

(チェスター・W・ニミッツ:1885〜1966年。アメリカの軍人。第二次世界大戦では、太平洋艦隊指令長官を務める)
 人生には、“絶望的な”ときが何回、訪れるだろう。何度も訪れるかもしれないし、一度も絶望を感じることなく天国に行ける人もいるかもしれない。しかし、やはり人生いつ何があるか分からないもの。いつ絶望的なことが起こるかは誰も分からないし、それが起こらないという保証はどこにもない。太平洋艦隊司令官は天に勇気を求めた。決して諦めない勇気を、と。諦めなければ必ず道は開かれる。それを信じる勇気が絶望を越えさせるのである。
83 「あなたが本当にそうだと信じることは、常に起こります。そして、信念がそれを起こさせるのです」

(フランク・ロイド・ライト:1869〜1959年。アメリカの建築家。1920年に来日し、帝国ホテルなどを設計している)
 「信じること」、これがすべての事柄の始め、なのである。願いは叶う、望んだことは必ず実現する。成功哲学の柱をなす共通パラダイムである。信じるもののない人生は無意味でむなしいものとなろう。無から有を生じさせる原動力は、何事かを成し遂げたいと望み、それを信じるところにある。「信念」は起動スイッチである。青年よ、大志を抱け、そしてスイッチをオンにせよ!
82 「今までの僕の記録は、みんな耐えることで作られてきた」

(王貞治:1940年〜。元プロ野球監督。選手時代、読売巨人軍で長嶋茂雄とともに活躍。生涯通産本塁打数868本の記録を作り上げた。1977年、国民栄誉賞、1985年、ベーブ・ルース・クラウン賞受賞。『回想』)
 華々しい栄光の陰に「忍耐」あり。地道な努力と忍耐が王貞治選手を支えたのである。忍耐力は一朝一夕に備わるものではない。地道な努力の繰り返しと継続が忍耐力を生む。だからこそ、日々訓練、日々精進である。限界を超えていこうとするとき、忍耐は最高の友となる。
81 「親が子に対する愛情こそは全く利害を離れた唯一の情緒である」

(ウィリアム・サマセット・モーム:1874〜1965年、イギリスの小説家、劇作家。フランスのパリ生れ。10歳で孤児となり、イギリスに渡る。1919年に『月と六ペンス』で注目され、人気作家に。『人間の絆』『お菓子とビール』など)
 われわれは理想的な愛、言い換えれば、本然の愛というものをどこに見いだすことができるだろうか。それは決して特殊な事柄でもなく、特定のものでもないはずだ。高い所にも低い所にも、そして太古の昔から未来永劫に渡って誰にでも見いだされ得るものでなければならない。理想だとか、本然だとかいうものは、万人誰でもが探し出すことができるものでなければならないからだ。根源的であることは普遍的である。万事に通ずるということである。親の子に対する愛情の中に宇宙の根本的真理がある。親とは何者か。完全利他にして無条件である人間本来の根源的心情、すなわち真の愛の所有者であることが「親」であることの証明となる。