Global Youth Net 今週の名言名句「言葉は力なり」<バックナンバー>

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20 「勝(かつ)といふは、味方に勝事也。味方に勝といふは、我に勝事也。我に勝といふは、気を以(もって)、体(たい)に勝事也」

(『葉隠』より 山本常朝<やまもと・つねとも>1659〜1719年。『葉隠』は武士の生き方や佐賀藩関係の武士の逸話を筆録したもの)
 「勝つということは、味方に勝つことであり、味方に勝つということは、自分に勝つということである。自分に勝つというのは、精神によって肉体に勝つことである」。物事の本質はより内側にあるのだ。人は生まれて、外へ外へと向かって成長し、社会的存在としてその人間関係の範囲を拡大していくが、結局は私の心の問題が核心であり、そこにこそ、人生の勝敗を決する鍵があるのである。
19 「病むものは汝一人ならざるを知れ」

(『基督信徒の慰め』より:内村鑑三 1861〜1930年。明治、大正期の宗教家、思想家。キリスト教の代表的指導者。「無教会主義」を唱える。『基督信徒の慰め』『求安録』など)
 人間、悩みが尽きることはない。生きることと悩むことは同義語ではないかと思うほどだ。ひとたび悩みが生じると、周りが見えなくなる。そして孤独になる。孤独感は人の心を不幸にする。孤独はいずれ自らの存在を否定するようになる。人間は独りでは生きていけない。
 自らの悩みを語ろう。そして他人(ひと)の悩みを聞いてあげよう。人の心は共に生きてこそ、幸せを感じるものだ。孤独感が消えれば生きる力も生まれてくる。病の真の恐ろしさは人の心を孤独の淵に追いやることである。病む者も悩む者も自分だけではない。すべてはつながっている。
18 「じたばたしたら、悪い時は更に悪い時を呼ぶ」

(『悪い時には』より:尾崎一雄 1899〜1983年。昭和期の小説家。志賀直哉に師事。『暢気(のんき)眼鏡』で芥川賞、『あの日この日』で読売文学賞受賞。1978年、文化勲章受章)
 人生いい時ばかりではない。むしろ、願わざる状況に陥ることのほうがいかに多いことか。そんな時は、「落ち着け」…と、自らにそう言い聞かせることが肝要だろう。どんなに「悪い時」であったとしても、自らの心だけは落ち着かせて、事に当たろう。うまくいかないときに、慌てれば、失敗がさらに失敗を招来しかねない。慌てず、急がず、ゆっくり行こう。
17 「何も打つ手がないとき、一つだけ打つ手がある。それは勇気をもつことである」

(ユダヤの格言)
 八方塞がりで、どうすることもできないようなときがある。しかし、落胆や失望からは何も生まれてはこない。そんなときこそ、自分を信じてみよう。「勇気」という最大の味方を得て、一歩踏み出してみよう。必ず道はある。
16 「人生の成功の秘訣は、チャンスがきたときに、それに対する用意ができていることである」

(ベンジャミン・ディズレーリ:1804〜1881年。イギリス、ヴィクトリア朝時代の政治家、作家。心理小説、歴史小説を著した後、政治の道に進む。青年イギリス党首、蔵相、首相を務める)
 「チャンス」と「準備(用意)」は相関関係にあると言っていい。最近は、“段取り力”などという言葉も聞くが、「段取り」もまた、仕事の成否を左右するファクターの一つであろう。ほとんどの人間にとって、チャンスというひのき舞台に立つことはそうそうあるものではない。人生のほとんどは準備や段取りに費やしているようなものだ。しかし、この準備や段取りを怠るとひどい目に遭う。…人は何のために生きるのか。これさえはっきりしていればよい。人はすべてそこに向かって準備し、段取りするのである。そこから価値ある人生、品格ある生活が生まれてくる。
15 「欠点は常に裏から見た長所である」

(『みみずのたはごと』より 徳富蘆花:1868〜1927年。明治、大正期の小説家。『不如帰(ほととぎす)』『思出の記』『黒潮(こくちょう)』『新春』など)
 「人の欠点がやたらと目に付く」というのも最大級の欠点の一つかもしれない。しかし蘆花の言葉に従えば、一方でそれは「人の長所を見いだす眼力を持っている」と言うことができる。物事をどのように見るか。あるいはどのように見えているのか。人の幸・不幸(満足度)を決定する主要因もまた、そこにあるのかもしれない。対人関係の葛藤も、相手に対する見方を変えることで解消する場合が多い。長所を裏から見るのではなく、欠点・短所を裏から見る視点を持つことで幸せな人生に“チェインジ(Change)”していこう。
14 「自由なんてものはお前、そもそも人から貰うものではないぞ」

(『見知らぬ人』より 真船豊:1902〜1977年。昭和初期の劇作家。『山鳩』『裸の町』『太陽の子』『遁走譜』『孤独雁』など。)
 「自由」とは、あなたにとってどのような意味を持つ言葉だろう。一般的には、責任をもって何かをすることに障害(束縛・強制など)がないこと(『広辞苑』より)、であり、後漢書によれば、「心のままであること。思うとおり。自在」の意味である。心のままに生きたいと願い、思うとおりに行動できたらと願望するのは人間の本性であろう。しかしながら自由とは、自然と社会の法則を無視しては、その意味をなさないものでもある。自由は常に責任が伴うものなのだ。責任というものが「人が引き受けてなすべき任務」(荘子<天道>)であるとすれば、自由は責任を果たしてこそ得られるものとなろう。責任を果たして得られる心の自由ほど気持ちの良いものはない。責任は貰うものではなく、買ってでもするもの。自由を得るための責任は主体的に果たされてこそ、である。
13 「心配するなかれ。一日三回ちゃんと食べろ。祈りを唱えろ。あなたに金を貸している人に対して、丁重であれ。消化をよくしておけ。運動しろ。ゆっくりくつろいでやっていけ」

(エーブラハム・リンカーン:1809〜1865年。米国第16代大統領。弁護士の資格を取得後、上院議員選出馬から政治家に。1860年に大統領になるが、65年暗殺された)
 米国バラク・オバマ新大統領が尊敬するリンカーンの言葉だ。「心配するなかれ」。今は誰もがこんな言葉を掛けてほしい時代である。オバマ大統領自身が一番そうかもしれない。こういう時代はいたずらに周囲の声に振り回されて焦って生きるより、深呼吸の一つ、背伸びの一つでもして、気持ちをリラックスさせて生活していくのがよい。リラックスできれば、失った心も取り戻せる。
 当たり前のことを当たり前に行い、やるべきことを淡々とこなす。やりさえすればいいのだ。行動さえ伴えば、大抵のことは心配はいらない。
12 「幸福は分かち合うように作られている」

(ラシーヌ:1639〜1699年。フランスの悲劇詩人。『ラ・テーバイド』『アレクサンドル大王』『アンドロマック』など)
 分かち合わず、独り占めにするところから不幸は始まってしまうのだと言えるのかもしれない。何事も使い方を間違えると大変なことになる。「幸福」というプロダクトもまた、その使用方法を誤った場合には人生に問題が生じるということなのだ。「幸福」の性質が「分かち合う」ものだとすれば、分かち合うところに「幸福」は引き寄せられてくると言えよう。
 「幸福」が神の創造物ならば、より多くの人々(…人間と自然・万物のかかわりにおいても)が共に喜んで分かち合えるものを探す人生こそが幸福に至る近道であり、幸福の創造主である神と出会う最短距離となるのである。
11 「成長していないなら、死にかけているんだ」

(ウォルト・ディズニー:1901〜1966年。アメリカの映画制作者、監督。ミッキーマウスをはじめ、いろいろなキャラクターを世に送り出す)
 「成長」とは何か? 成長とは「生きること」であり、生きることは「成長すること」である。生きることを自覚することは成長を自覚することである。人を生かすことはすなわち人を成長させることである。成長を見いだすことは生きていることの証明である。親の喜びは子の成長にある。子女の成長は父母からもたらされた愛と生命と血統の証しである。最高の親孝行は成長することであり、自らの生を大切に生きることである。我々は生きる。我々は成長する。
10 「志(こころざし)定まれば、気盛んなり」

(幕末期の革命家、吉田松陰の言葉より 吉田松陰:1830〜1859。幕末の勤王派志士、思想家、教育者。安政の大獄で死刑。『留魂録』『吉田松陰全集』など)
 新年を迎えれば、心には自ずと新しい気持ちが生じてくるものだ。しかし、意気揚々としてこの一年を出発しようとすれば、やはり「志(こころざし)」が不可欠である。2009年をどのような年にしたいのか……。志とは、心の向かうところ、心に目指すところ、である。すなわち、目標をしっかりと定め、実現すべきビジョンの主人となってこそ、万難を排し、辛労辛苦をしのぎ、この一年を生き生きとして歩み切ることができるのである。
9 「あなたが あなた自身を 信じなくては 輝けるわけが ありませんよ」

(『生きつづけてこそ』より ひろはまかずとし:1949〜。服飾デザイナー、詩人。『おもいのまんま』『かがやいてこそ』『縁むすびの紙』など)
 輝く自分。それは自分自身を信じるところから。「自信」とは文字通り「自分を信じること」と言えるが、信じることとは、愛すること、大切に思うことと言い換えてもいいかもしれない。愛され、大切にされて、美しく輝かないものはない。自ら愛し、大切にする人は、他の人をも愛し、大切にできるはず。
 まもなく、2008年が行き、2009年が来る。新たな年の始まりに向けて、天を人を、そして地(万物)を愛し、大切に生きる一日一日を過ごしたいと願う。皆が輝く一年となりますように。
8 「いつも前進があるだけだった」

(植村直己:1941〜1984?年。登山家、冒険家。ヒマラヤ登頂後、モンブラン、キリマンジャロ、アコンカグア、エベレスト、マッキンリーと五大陸の最高峰を制覇。冬季マッキンリーで消息を絶つ)
 「前進あるのみ」の言葉は戦場の指揮官の声として響くが、植村の言う、「いつも前進があるだけだった」の言葉は、誰の命ずる声でもなく、植村が全身全霊、無我夢中の体験の境地からしぼり出されたものであろう。
 今年もまた、まもなく終わりを迎え、新年へとバトンを渡す。一年を振り返り、充実した生であったのかと自ら問うてみる。マッキンリーに眠る植村に追悼をささぐ。
7 「行動は雄弁だ」

(「コリオラヌス』より シェイクスピア:1564〜1616年。イギリスの劇作家、詩人)
 宣言あるいは約束して行動する(「有言実行」)のか、せずして行動する(「不言実行」)のか、いずれにせよ、言葉だけではだめで、実際に行ってこそ、周囲の評価は付いてくるものだ。行動をもって示すことは簡単ではないが、だからこそ、行動は雄弁に人を説得し得る力を持つことになる。“行動”の伴う生き方こそ、感化力である。
6 「人と人との間柄は、信用し、信用されて、おのおのの職能の働きがある」

(『職務と信用という事』より 滝井孝作:1894〜1984年。昭和期の俳人、小説家)
 広辞苑を引いてみた。「信用」とは、「信じて任用すること」。「任用」とは、「職務に任じて採用すること。役目を与えて働かせること」とある。人のやる気や能力はいかにして引き出されるか。互いを結ぶ信頼関係の度合いが強ければ強いほど、それぞれの役割は生かされ、仕事に対する責任感も増すことだろう。いずれにせよ、「信用」というものを見いだすプロセスには、愛情と勇気、そして覚悟と忍耐が必要なのである。
5 「想像力は知識よりも重要である。:Imagination is more important than knowledge.」

(アインシュタイン:1879〜1955年。アメリカの物理学者。「光量子の理論」でノーベル物理学賞受賞。「一般相対性理論」は有名)
 ビジョンを持つことの大切さはよく指摘されるところであるが、ビジョンを持とうとすれば、ビジョンを描くことができなければならない。ビジョンを描くためには想像力が不可欠である。想像力は創造力に通ず。
 天才アインシュタインの科学者としての歩みもまた、語られたその言葉によって証しされている。彼の歴史的な業績が知識以上に想像力をもってもたらされたものであったということが……。
4 「時間を最も有効に利用した者に、最も立派な仕事ができる」

(嘉納治五郎:1860〜1938年。明治時代の教育家。講道館柔道の創始者。日本初のIOC委員に就任)
 「時間」に関する名言名句は多い。それだけ、「時間」は普遍的な人生のテーマの一つであると言えよう。時間が「ある」のか、「ない」のか。時間は活用されてこそ、価値を生む。より良い人生の実現は時間の使い方から。
 これから何かと忙しい時期を迎えるが、改めて時間の活用の仕方を一考してみてはどうか。
3 「いい食事をすると、みんな仲良くなるのは不思議なことである。 Strange how a good dinner reconciles everybody.」

(サミュエル・ピープス:イギリスの日記作者)
……“a good dinner(いい食事)”とは、文字通り、おいしい食事、高価な食事とも言えるが、「気持ち良く一緒に食卓を囲むこと」と訳してもいいだろう。人間の第一の欲求ともいうべき食欲。これを満たす時間を共有した者同士が仲良くなるのは当然のことなのかもしれない。
 韓国語で「食口(シック)」とは、家族を意味する言葉だが、家族の原点もまた、家族の対話と食卓を囲むことにあろう。良き家庭づくりを良き食卓づくりから始めてみるのも一考である。
 人間関係の回復もまた、食を共にしながら。ゆっくりよく噛んで味わい、胃腸に優しい食べ方をすれば、人の心も人間関係もいつの間にか修復されているに違いない。
2 「人間は理想が無くっては駄目です」

(田山花袋の言葉:『田舎教師』より)
……理想を描くことができてこそ、人は人間らしく生きる。実現できるかどうかはさておき、まずは理想を描いてみよう。人間らしさ、自分らしさ、そしてオーナーシップ(主人公意識)は、理想を求める心あってこそ。踏み出す方向を決めるためにも、まずは理想を描いてみよう。
1 「いかなる問題にあっても、具体的という事は最後の、しかして最良の結論だ」

(石川啄木の言葉:『文学と政治』より)
……問題解決の秘訣を端的に教えてくれる名言である。急がば回れ、という言葉もある。具体的であろうとすればするほど、手間ひまはかかろう。面倒なことも多い。しかし一方で、“具体的であろう”とすることがゴールへの最短距離を見いだす秘訣でもある。